ナニワ金融道18話ネタバレ解説「なぜ市議会議員は儲かるのか?」

ナニワ金融道18話のネタバレ解説と感想です。

ナニワ金融道18話のネタバレあらすじ内容

  • 大手の選挙で御馳走が振る舞われていた
  • 資金集めに奔走する古井
  • 現金バラマキで票をつかもう
  • 議員が儲かるのは月給ではなく、権力で仕事を引っ張り、巨額のマージンを抜けるから
  • 選挙法違反は癒着で切り抜ける
  • 古井の敗戦、5000万円の回収に走る

大手一郎の事務所では

大手は支持者たちに御馳走を振る舞っていた。

灰原と桑田も忍び込んでみることに。

 

支持者の一般市民たちは口々に、食事が良いと満足気なコメントを発している。

合わせて、古井はもはや資金がないのではないかとおちょくる者さえもいる。

 

帝国の2人は撤収し、古井の事務所へと向かった。

古井の事務所にて

古井は自分の地盤の支持者に電話をかけ、献金集めに奔走していた。

つながりのあった建築会社の社長には、もう厳しいと断られてしまった。

 

灰原と桑田が事務所に到着した。

ご飯を食べに来ているだけの大手の支持者たちの様子を伝えると、古井は苦々しい顔をした。

追い返したらよろしいのに、と桑田が言ったが、どうやら悪口を立てられないようにするために、迂闊な対応はできないようだ。

実弾射撃と丸投げ作戦

厳しい選挙戦線に苦しむ古井は、残り2週間、実弾射撃作戦に出ることに。

実弾射撃とは、現金バラマキのこと。

違反に違いないものの、そもそもご飯を食べさせることも違反であるため、バレなければ良い模様。

町内会会長や商店街など、地域の取りまとめるお偉いさんに現金を渡して票をつかむ作戦。

議員が儲かる理由

議員の月給は130万円。

確かに高給ではあるけれども、5000万円を取り返せる程の利益が得られるかといえば、そこまででもない。

実は、議員が儲かるのは月給ではなくて、公共事業の紹介が一番の理由。

癒着のある建築会社に巨額の公共事業を渡してあげる、
その紹介料として工事資金の5~10%を差っ引く。

 

公共事業は10億円規模のものが多々あるので、5~10%といっても相当な金額になる。
10億円の事業ならば、5000万円ものマージンが抜ける。

議員になってその月給で儲けるのではなくて、議員になった立場を利用し、議員の権力を使うことで金儲けができる、ということなのだ。

だからこそ受かりさえすれば、こっちのものなのであり、そのためには選挙資金をたんまりぶっこむことも当然なのだ。全ては「当選」すれば、どうにでもなる。

 

ちなみに、マージンを差っ引いたせいで不足することになった工事資金はどうなるか。

しわ寄せは、下請け会社にすべていくようになっている。

 

政治家と癒着している元請け会社は、下請けに不足した工事資金でもって丸投げしてしまえばそれで済む。

カツカツで大変な思いをするのは、下請け会社だけということになる。

選挙法違反をどうやってくぐりぬけるのかが腕の見せ所?

本来、公共事業でマージンをぬくのは、もちろん法律違反。

しかし、市役所に自分の息がかかった人物がいれば上手に物事を運べる。

財務局の第一課長に猫田を推薦し、彼に恩を感じさせ、操れるようにしたのにはこのような意図がある。

人事をいじることは、全ての不正の隠蔽に役立てることができるのだ。

 

それだけではなく、市議会でゴネれば市役所行政はスムーズに進まない。

スムーズにいかないと、それを担当している市役所職員の出世評価に響くことになる。

ともすれば、市役所職員は市議会をスマートに進めたいというインセンティブが働く。

そうするためには、議員と仲良くする方が良いに決まっている。

したがって、議員の言うことは多少無理を言っても聞いてくれるようになる、という寸法なのだ。

 

利害関係を理解した帝国の2人は、古井の返済図に納得した。

後は、選挙戦線の状況と社長の判断次第なので、審査に回すと言って帰社することに。

 

帰ろうとする2人に古井は、市役所のタクシー券(9万9999円まで利用可能)をおみやげに渡した。

猫田が持ってきてくれたものらしい。

敗戦ムード、他社を出し抜いて回収するのだ

結局、古井の陣営は上手く行かず、敗戦が濃厚になった。

帝国は回収の算段を立てはじめる。

保証人である猫田の自宅は、財産価値が2億円は堅そうだ。

しかし、あれだけゴマをすって上にのぼってきた男。他にも2~3人の議員の担保として使っているかもしれない。

 

そこで、古井の手形を裏書譲渡させることにした。

ついでに局長レベルの人を猫田に連れて来させて、第二裏書人にすることができれば、なお良い。

 

(猫田はそれに応じるだろうか…)と灰原と桑田が話していると、社長が活を入れた。

——それを応じさせるのがお前らの仕事やろ

ナニワ金融道18話のネタバレ解説と考察・感想

政治とカネの問題がテーマでした。

特に、議員さんがどうやって金儲けをしているのかが学べるのが今回のお話でした。

月給は100万超えと確かに高くはありますが、かといって、これだけのお金のために人生かけて選挙活動するのは不思議ですよね。

リスクと報酬のバランスが合っていません。しかし、本編でご説明したように、億単位の公共事業からマージンを取れるとなれば……目を剥いて選挙活動に励む出馬者の方々の意図も分かるってなもんです。

そして、少々の不正は癒着と接待で乗り越える、、

 

現代ではこういった不正の隠蔽は厳しくなってきた面もありますが、とはいえそうなれば、別の方法を考えるのがオトナなのです。

“別の方法” については、私はよくわかりませんが、あれだけ血眼になり、泥だらけになって頑張る候補者を見ていれば、何かしらのご褒美が見えない部分にあるからなのでしょう。

人間は、自分に利益がなければ動けない生き物なのですから。

▼次の話に続きます。

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