ナニワ金融道4話ネタバレ感想解説「たとえ逃げてもカモはカモや!」

ナニワ金融道話のネタバレ解説と感想です。

公務員として固く生きてきた正子がクズ親のせいで沈められていく…

ナニワ金融道4話のネタバレあらすじ内容

  • 桑田は同業社と従業員たちの債権を折半することに
  • 正子の上司から引っ越し先住所を聞き出す
  • 転居先には高橋の両親と、正子がいた
  • 正子は帝国からの債権252万円を全額弁済したが…

高橋の自宅を占有していた切取金融

保証人になっていた長女の高橋正子を追い込む前に、高橋の自宅に向かう桑田と灰原。

到着すると、同業社の切取金融が自宅建物を占有中。

切取は保証人にも一緒に逃げられてしまって、為す術がないようだ。

桑田は折半1)代わりに債権を取り立てて、半分を手数料として抜く。を提案。

 

ついでに、高橋の自宅前に集まっていた給料未払いで困っていた従業員たちにも桑田は折半を提案した。

正子を「カタ」にはめる

正子の勤務先の区役所へ行き、正子の上司から引っ越し先を聞き出した。

知らないと白を切る上司に、”「知らない」と一筆入れろ、区長のところへ行くから” と詰め寄ると、あっさり上司は正子の現住所を教えてしまった。

上の者に弱すぎる公務員の扱い方を、桑田は熟知しているようだ。

 

高橋の引っ越し先は悪臭の漂う貧乏人が住んでいる一帯だった。

自宅には、高橋の両親と正子がいた。

 

「私が弁済しますから」と正子。それを見て何も言わないゴミ両親。

具体的な弁済計画の相談のために、喫茶店に移動することにした一同。

 

灰原は、正子がなけなしの千円札を1枚握りしめるところを遠目に見ていた。

喫茶店にて

正子は、労働金庫から252万円(帝国金融の債権額)を借りて弁済することを伝えると、桑田は納得。

3日間かかるので、待つことに。

 

灰原は、伝票を取り、会計をしてあげた。

3日後、252万円を弁済した正子

約束通り、労働金庫からお金を借りて帝国金融に弁済するために、正子がやってきた。

正子が252万円全額を支払ったので、桑田は手形や債権書類を全て返した。

 

これで帝国と高橋は一切関係がなくなったから——と伝える桑田だったが、正子が苦しむのはこれからだった。

ナニワ金融道4話のネタバレ解説と考察

桑田が高高建設の従業員たちの未払い給料折半を提案しているシーンがありました。

従業員たちは0円よりは半分取ってくれた方が良いし、帝国も折半料を得られるから、Win-Winに見えるこの取引、実は従業員たちがかなり損をしています。

 

労災保険の適用事業主が倒産した場合、国が給料の立て替え払いをしてくれる制度があるからです。

国が事業主の代わりに、未払い賃金の80%を支払ってくれます。上限は設けられているものの、数十万円程度であればその上限には引っかかりません。

未払賃金立替制度を利用すれば給料の80%を国から貰えたのに、知らなかったゆえに帝国金融と折半の契約をしてしまったので、50%しか貰えなくなってしまっています。

 

知識がないだけで、お金はどんどん取られていく世の中。もちろん誰かが教えてくれることもないので、自分から調べて勉強しなければなりません。高高建設の作業員たちは勉強不足だったために、損をしています。

しかも、自分が損をしていることにすら気がついてないですからね。馬鹿な人は、自分が馬鹿であることに気がつかないと言いますが、まさにこれです。

 

これはビジネス上の取引。
帝国金融は決して従業員たちを騙しているわけではありません。

折半の”提案” をしているだけです。

 

損をしたくなければ、従業員たちは断れば良かっただけの話です。

 

搾取されるほど不勉強なことは、罪なのです。

ナニワ金融道4話のネタバレ感想

公務員は、金融業者にとって美味しい「カモ」になります。

身分が固く守られており、信用があついからです。

信用金庫も公務員相手ならすぐに貸してくれるし、退職金も高額。

おまけに育ちが良いことが多いので、揉まれたこともなく世間知らず。社会の汚い部分を見たことがない。

しかもプライドが高いこともしばしばなので、自分が世間知らずなことに気付いてすらいない…とくれば、こんな人は、金融業者にとっていくらでも料理のしがいがあるのです。

 

お堅く真面目にやってきた正子がどのように社会の闇に沈んでいくのか…第5話に続きます。

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References   [ + ]

1. 代わりに債権を取り立てて、半分を手数料として抜く。